富士山側火山 片蓋山、長尾山

期  日  2010年1月11日

メンバー  工藤会長、工藤紀、田中(記録)

行動記録  8:50精進口登山口-9:47大室第一風穴-10:10神座山-11:06ススキの原-11:13軽水林 道-11:25片蓋山入口-片蓋山取付き-11:53山頂-12:09鳴沢林道-12:13林道十字路-12: 37長尾山取付き-12:46長尾山山頂-13:04精進登山道に出る-14:00駐車場

  新春山行の「大室山」から富士山方向に見えた片蓋山が今日の山行。精進口登山口から凍 った道を行く。一週間前には雪は無かったが、今日はうっすら積もった雪がカチカチに凍 ってツルツル滑る。大室風穴を見て行こうと工藤会長の提案で踏み跡をたどり、探すが見 つからない。元の道に戻り、少し進むと木に看板があり、西に入るとまもなく風穴があっ た。

  下に降りるとなんと先行者がいて、何をしているのか聞くと風穴の底から覗く陽射し を写真に撮るために1時間いるそうだ。世の中には物好きがいるものだ。まあ我々も似た ようなものか?風穴を後にして「神座山」1280mに登り、ルートを東にとって林道に 出るはずだったが、なぜか大室山の周遊道に出てしまった。藪に入るのは大変そうなので、 しばらく周遊道を南下して南西に方向が変わったところで東に伸びる踏み跡を辿って「鹿 ノ頭」を回っている林道に出た。

  遠くで猟師の鉄砲の音が響き、打たれなければいいがと 案ずる。小休止して林道を東に進み開けた場所に出た。一面ススキの原で富士山が目の前 にあり、周囲に「大室山」、「片蓋山」、「弓射塚」、「長尾山」の側火山がすべて見える素晴 らしいロケーションだ。環境省の生態観測のヤグラが組んである。

  東に少し進むと舗装し た軽水林道に出た。道が直角に曲がっている所からすぐに「片蓋山」に続く踏み跡を南下 する。紀代さんが大きなワラビをたくさん見つけて春の山菜取りにチェックを入れる。植 林の作業道らしい開けた斜面を登り、最短コースを直登する。途中で鹿の群れが横切る。 じきに「片蓋山」山頂1468mに着き、写真を撮る。

  林で展望は無く、南に少し下って 境界の杭から東の最短ルートで植林の中を下って鳴沢林道に出る。少し行くと林道十字路 に出て、猟師が集まって昼を食べていた。鹿を見たかと聞かれて、正直に5頭いたと答え てしまった。林道をそのまま直進して「弓射塚」を右手に見ながら「長尾山」を目指す。

  ここも登りは数十メートルなので最短の直登ルートで取り付く。山頂部は笹が出たがすぐ に三角点1424mを見つけられた。「長尾山」

の小さな札が掛けられていた。北の方向が 開けていたが、あまり展望はない。下りは精進口登山道に向けて東に下りる。登山道に出 て凍った道を慎重に進む。途中軽水林道を横切り、まっすぐな道を約1時間歩いて駐車し た登山道入口に着いた。