概要

富士宮市の裏庭のように連らなっている山並みが、天子山塊である。朝霧高原を挟んで、富士山の西側に対峙する位置にある。南の富士宮、富士市から眺めると、尖った山容の天子ヶ岳は、特に目につく。天守閣から転じたとの言い伝えがある峰で、山塊の由来ともなっている。

この天子ヶ岳が、この山塊の主な峰の南限で、北に続く長者ヶ岳、熊森山、多くの登山者が訪れる毛無山、最北は竜ヶ岳である。途中にも、天狗岳や雪見ヶ岳、雨ヶ岳などもあり、各所に支線の登山道があり楽しめる登山道を提供している。  主なコース概略と図を、以下にまとめる。

   その1 天子岳一般道と南道

天子ヶ岳への登山口は、白糸の滝の先にある立石から伸びている林道の途中にある