安倍川支流・黒沢

期  日 : 2005年9月11日

メンバー : 田中、曲渕、長澤、米満、鍋島、佐々木

行動記録

  9月11日 林道終点8:20〜入渓8:30〜二俣9:50〜ゴルジュ入口10:00〜七つ釜下11:20〜源流12:40〜やぶ漕ぎ終了13:40〜(昼食)〜白沢橋17:35〜駐車場17:45

安倍川にかかる橋を渡り林道に入っていくが、集落の端で沢の土手を越えていくところがわかりにくい。林道の終わりは広く駐車するのに良い。そこから沢に降りる道がついている。

黒沢は意外にも水量豊富で堂々としていた。 すぐにへそまで漬かるところが出てくる。変化の無い流れが二俣まで続くと思っていたが、水は澄み、小滝が作る淵は深く、胸まであったりする。二俣を左に取ると10M滝が並んで行く手をふさいでいる。このゴルジュは手がつけられない感じがする。右岸をゴルジュに沿って巻く。

しばらく行くと七つ釜の連ばく帯である。大げさかもしれないが、有名な西沢渓谷と対比される美しさを持っている。釜は深く、ヒスイのような色合いの岩を流れる水にうっとりしてしまう。

登れる滝をいくつか越えると川原になり、明瞭な道が横切る。これを使って、高圧線沿いの尾根道を降りておけばと、数時間後後悔することになる。 二俣は左を取るようにして登っていくと、沢はめっきり水量を落とし、急峻なルンゼ状になる。やぶ漕ぎ1時間くらいで尾根道に出る。米満嬢と鍋島君の誕生日を祝う。

田中さんのリュックからワインが出てきた。みどりさんのお弁当がおいしかった。 さて、尾根道を下山して、2時間足らずで車に戻るつもりであったが、道を間違えて4時間かかってしまった。まず850M付近の鉄塔の下で南に尾根を間違えた。これは地図から西にトラバースして登山道に戻ることができた。 次いで420M付近のやはり鉄塔付近で道を失った。この前に道は伐採帯に出て鹿よけのフェンスにあたったので、再び高圧線沿いに引き返して鉄塔まで出たのだが、わからなくなったのだ。

下の林道が間近に見え、作業道も来ているので、方向は違うが尾根上を降りていき白沢に出た。

田中さんの指示でもう一度ハーネスをつけ、沢を下降すること1時間くらいで待望の林道についた。夕闇が迫っており、あぶないところだった。 漆畑さんが言うように黒沢は大変良い沢で、もっと登られてよい。今回迷ったのは、鉄塔付近の伐採や鹿よけのフェンスなどが原因の一つと言えるが、丁寧に反省すべき点である。人の手がたくさん入った「裏山」のような山であるが、なめてはいけないと思った。 (記 佐々木)