丹沢・水無川本谷

期  日  2008年 6月7日

メンバー  曲渕、田中(記録)

行動記録 

6:30富士宮出発-9:00戸沢駐車場-9:10入渓-9:25F1-10:05書策新道-11:25木ノ又大日沢分岐-11:55F8-12:20ガレ場-12:55塔ノ岳山頂13:25-14:40駐車場

 初めて 梅雨の晴れ間を狙って沢初めの山行になった。曲渕君は昨夜の酒が抜けていないのでジムニーで246号を走って戸沢駐車場に到着。20台以上も止まっているが、サワラーは見かけない。予報は晴れだったが、空は曇っていてすっきり晴れてこない。支度をして9時出発。源次郎沢を左手に見てしばらく本谷に沿いの踏み跡を歩き、適当なところで入渓する。水量が多く、水が冷たい。初めて履く5.10アクアソールのグリップはどうだろうか?濡れた岩での感触は悪くない。F1は左側にある鎖を使い乗っ越す。



人気ルートだけあり、しっかりした鎖がつけてあるので不安はない。F3は右壁を登るか巻くか思案したが、安易な巻きを選んだ。F5を過ぎると書策新道に出て休憩を取る。一般登山者はいるが、本谷を遡行してくる人はまだ見かけない。このあと分岐を見落として右から来る木ノ又大日沢に入ってしまう。地図とコンパスで間違いを確信した。引き返すかこのまま抜けるか相談したが、次に来るときのことを考えて分岐まで引き返すことにした。この間約40分のロス。草着きの巻き道を下るとき、曲渕君が何となく嫌な予感がしたというのでお互いズボンの裾をめくって見ると俺の足首が出血していた。チクショーやられた。しかし憎きヒルの姿はもういない。



出血は収まったので気を取り直して出発。F6のチョックストーンは直登するようにガイドには書いてあるが、とても登れる気がしなくて左の鎖を使ってトラバースする。これが結構怖い巻きで、慎重に足場を確認して越える。

ハイライトのF8-25mで写真を撮り、右のルンゼから登る。ラストのF9は登れそうなので、1本くらいは直登しようと滝の下まで行き、シャワーを浴びると冷たさで意気消沈。速攻でこれまた巻くことにする。

まあ我々の実力はこんなもんだろう。抜けてしばらくするとガレ場になり歩きにくい。左の尾根に逃げるとしっかりした踏み跡が着いていた。紫色のツツジが鮮やかだ。ガスの中を登ると直に登山道に出て、多くの人が行き交う。



広い山頂には100人はいるだろうか、すごい人気の山である。日時計が設置してあるが、太陽が出ないと使えない。風が寒いので早々に下ることにする。約1時間で駐車場に戻る。