山域 丹沢 小川谷(玄倉川)

期日 2008/7/13

メンバー 曲渕、永田、藤ケ森(記録)他2名(長田、杉山) )

行動記録)
 7:00富士市役所→8:35登山口ゲート→9:25入渓→13:40河原    →登山口ゲート)

六月末あたりから雨の日が多く、天候を心配していたが沢日和となった。以前は出合近くまで車で行けたそうだが分岐の所で通行止めとなっており、小広い路肩に車を止めここで着替えをし、林道を歩くことにした。すると広場があり右の沢へ下る。引き返してきた人が「前方に急斜面があるから注意していく様に。」とアドバイスをしてくれた。なるほど高度感のある堰堤がいくつか続き脇に付いている鉄のはしごをいくつか下るとようやく小川谷出合に出る。)

水は気持ちいい。河原から流れに沿って遡行すると左右に山際が迫って狭くなり、いくつかの滝をクリアーし進んでいくと(ここまでは私も順調に来ることができた。)、先行していた一組のパーティーが行き詰まっていて、若い女性の「キャー」「ヒャー」という悲鳴が聞こえてくる。滝を登り切ることができず、チャレンジしては胸まである滝つぼにドボーンと落ちている。仲間の人たちがガンバレHガンバレ、と声をかけ、手助けしているが「キャー」「ドボーン」(落下)を繰り返し、やっとの思いで登りきった。待っている間に体は結構冷えた。深い釜と、豪快な水量の滝だ。)

トップは曲渕さんが登り、ロープを投げてくれた。杉山さん、永田さんが登り、いよいよ私の番。足をかける場所がどこにもなく残置の輪になったスリングに右足をかけ、体をひき上げ反動を付け、左足を反対にある岩にかける事ができればこの滝を登りきる事ができる・・・・とイメージした。)
・ ・・しかし水量は多く、上から来る水圧は物凄くその中に入ると息ができなくなってしまう・・・。何度かチャレンジしたが、滝の勢いにおしつぶされてしまう。最終手段、曲渕さんの肩をかり体を持ち上げてもらった。私は今日の全工程のエネルギーをこの滝で使い果たしてしまった感じでしばらく足がガクガクしていた。)

・  ゴルジュ、滝、ゴルジュ、滝と続き、どっぷり水につかり、体も冷え、日なたに出るとほっとした。ツルツルの大岩があったり、何ヶ所か難所もあったが高巻できて助かった。とにかく水が綺麗でイワタバコの花が咲いており、変化に富んだ小川谷でした。)