八ヶ岳 小同心クラック   山行報告

1.日時:平成24年1月3日
2.場所:八ヶ岳 小同心クラック
3.天気:晴れ
4.山行者:半田、薮崎
5.コースタイム:美濃戸口4:50 →美濃戸山荘5:30 →赤岳鉱泉7:20 →小同心取付8:45 →終了点9:45 →硫黄岳11:00 →赤岳鉱泉11:30 →美濃戸口13:30 (なんと、1時間!)

6.コース概況:
取付点:赤岳鉱泉から硫黄岳への登山道を200m程行くとすぐにロープが張ってあり ここから入って行く。(道標あり)小一時間で到着するが、道は結構険しい。
大同心を横手に見ながら基部まであがり、右手のルンゼをトラーバースし、小  同心へ渡る。

1P目:取付点から見上げ、左上に見えるチムニー目がけて左上して行く。ホールド、ガバと問題なく上がれるが、支点はほとんど期待できない。ややこわいが、思い切って詰めたほうがいい。25m程で一旦チムニーから出て確保点もあるが、もう一段上がって、テラスのピナクルでビレーする。(45m)

2P目:急なチムニーから右肩に出るフェースを登り越す感じで、一旦稜線上に出る。そこから若干左にのぼりビレイ点がある。2P目もホールドがしっかりしているが、支点はほとんど期待できない。

3P目:小同心の頭めがけて階段状を登る。15m程でしっかりしたボルトハーケンがあったが、そのまま稜線上に抜けきって、肩がらみで確保した。

7.感想:
 今回年明一発目という事もあり、半田さんと共に慎重なスタートを試みた。しかし、出だしから支点が無いことに気ずき、あまり気にせずガンガンモードに切り替えた。半田さんも結構思い切ってピッチをとって行ったため、1時間で抜ける快挙を達成した!!また、今回9mmのシングルロープ一本(もちろんもう一本は持参)で行ったのも時間短縮の重要素であったとも思う。
 課題としては、手、足の寒さ対策(かじかんでホールドも掴めない!)ロープワークを回数こなす事などまだまだ二人には修業が必要であると実感した。